生産者と生活者を繋ぐ
野菜や果物のスペシャリスト

野菜ソムリエって何?と思われるかもしれませんが、要は野菜や果物について確かな知識をもつことを証する資格のことです。認定しているのは一般社団法人日本野菜ソムリエ協会。野菜・果物の目利き、栄養、素材に合わせた調理法など毎日の食生活に欠かせない野菜・果物の幅広い知識を身につけることで、家族の健康や食に関わるさまざまな仕事に活かすことができます。料理教室・セミナー講師、食育活動、コラム執筆、レシピ開発、青果販売など、学んだ知識を様々な形で活かし、その価値や魅力を社会へ発信しています。

野菜ソムリエがいる種苗店

元々、この店にきたときは野菜のこととか全然知らなくて。お客様に提案できるようになるためにはもっと野菜のことを知る必要があったし、何がこれから売れるのか?っていう流行をおさえる必要もあるなと思ったんですね。実際、野菜ソムリエになると県内の他の野菜ソムリエ仲間から情報が聞けたり、専業主婦やったり料理教室やったり、異業種の方々と関わる機会が増えるので、需要を探りやすくなりました。何を育てるのがオススメ、どんな品種がいいかなどはもちろん、育てた野菜をどう調理するかなど、“野菜ソムリエがいる種苗店”として、幅広くお客様の疑問に答えられるようになっていきたいと思っています。

育ててみようって思ったら
“さとう農園”

まず種苗専門店っていうのがあることを知ってほしい。何かを育ててみたいなって思った時点で、ぜひうちを利用してくれたら嬉しいなって思います。全然、個人のお庭に植える方でも大丈夫なんです。種を買うだけじゃなくって、育て方が分からないっていうのでも、病気にかかってしまったでも、どうしたらいいのか分からなければ何でも相談してほしいなって。知らないで枯らしてしまう人が少しでも減ってくれたらいいなと思います。

地域に飛び出す種苗店

街が廃れれば店舗も廃れてしまう。この街との関わり方も考えて行かなければならないと思っていました。藍住まちゼミとの出会いはそういう意味でとてもありがたいことでした。経営者の先輩である異業種の店主から学べることも多いですし、藍住町という地域にたくさんの繋がりをもつことができました。最近では野菜ソムリエで得た知識をまちゼミの講座でお話させてもらったり、近隣の小学校で食育についての授業をさせてもらったりもします。自分が生まれ育ったこの地域に、仕事を通して関わり続ける。根を張るだけじゃなくって自分から飛び出していけるような、そんな種苗店で在りたいですね。